FTM-510D / FTM-510DSは、「FTM-510D ASP」シリーズで標準搭載している、
弱い信号のノイズ除去を行う “ASP機能” のユニットをオプションとすることで価格を抑えたシリーズです。
ASP機能については、オプションユニット「SPU-1」を装着することで機能します。
<セット内容>
・FTM-510DS 無線機本体
・SCU-62 フロントパネル延長ケーブル(3m)
・MMB-103 ダッシュマウントブラケット
・SPS-500 液晶保護フィルム
■主な仕様■
・送信周波数範囲:144〜146MHz、430〜440 MHz (C4FMデジタル/アナログFM)
・受信周波数範囲:108〜137MHz(Air Band)
137〜174MHz(144MHz HAM/VHF Band)
174〜400MHz
400〜480MHz(430MHz HAM/UHF Band)
480〜999.995MHz
・受信方式:ダブルコンバージョンスーパーヘテロダイン方式
・送信出力:FTM-510DS(20Wタイプ)20W/10W/1W
・外形寸法(W×H×D):本体 139×42×132mm(突起物およびファンを除く)
コントロールヘッド 156×64×58.6mm(突起物を除く)
・重量:約1.4kg(本体、コントロールヘッド)
●S-DX (スーパーDX)
スーパーDX機能は相手局からの受信信号が弱いときに、RFアンプのゲインをアップして受信感度を上げることができます。微弱な信号が聞き取りやすくなり通話範囲が拡がります。
●6Wフロントスピーカー搭載
コントロールヘッド内部に6Wの高出力フロントスピーカーを搭載して前面からクリアな音を再生します。
フロントスピーカーは、ヘッド内に下向きに配置、後方部には音の抜けを良くするスリットを設け、ヘッド下部のワイドテーパードグリルから音が効率よく前面に出て行くように設計されています。
本体をシートの下などに離して設置するセパレート運用においても、外部スピーカーを追加することなく快適なオペレーションが可能です。
●拡がりのある高音質 AESS デュアルスピーカーシステム (AESS:Acoustic Enhanced Speaker System)
本体スピーカーとフロントスピーカーを併用するAESS位相修正型デュアルスピーカー方式を採用しています。
AESSは、フロントと本体スピーカー出力の位相、出力バランス、周波数特性を可変して拡がりのあるクリアな高音質を実現しています。
本体、フロントスピーカーを合わせた総合出力9Wの大音量は、騒音の多い場所での運用でも確実な通信を確保します。
●高精細フルカラー液晶タッチパネルディスプレイ
ディスプレイには2.4インチフルカラータッチパネルディスプレイを採用し、操作バンドの周波数と通信モード表示をはじめ、受信状態を表示するモニター画面や、位置情報を示すコンパス画面、各種設定画面などフルカラー表示により抜群の視認性を誇ります。
運用するバンドの周波数表示色は、お好みに合わせてホワイト/ ブルー/ レッドの3色から選択が可能です。
●2波同時受信、C4FM/C4FMデュアル受信(デジタルD/D)対応
2つの独立した受信回路の搭載により、同一バンドや異なるバンドの2波同時受信が可能です( V+V / U+U / V+U / U+V)。
更にメインバンドとサブバンドで同時にC4FM/C4FMデジタルのデュアル受信(デジタルD/D)、同時再生に対応しています。
コールサインや位置データなどのデジタルデータも両方のバンドで同時に受信することができます。
●デュアルモービルの新しい操作感覚、最新オペレーティングシステム E2O-IV 《Easy to Operate-IV》
スコープ画面から移動したい周波数へ瞬時に移動するタッチ&ゴー機能や運用中のままスコープ画面から聞きたい周波数を同時受信できるサーチ&ゴー機能など、新しい操作感覚の最新オペレーティングシステムE2O-IVにより多機能ながら快適なオペレーションを実現します。
●ワンタッチスコープ機能
VFOモードまたはメモリーチャンネルモードで『DISP』キーを押すだけで瞬時にスコープ運用とデュアル受信運用を切り替えることができるワンタッチスコープ機能を備えています。
スコープ運用では、メイン周波数で運用しながら高速スコープ機能が動作します。
●高音質C4FMデジタル
プロ仕様の標準的な変調方式となっているC4FMデジタル方式は、他のデジタル方式に比べ通信品質(BER: Bit Error Rate特性)が優れているという特長を持ち、YAESU独自のエラーコレクション技術を加えることで、高音質で途切れ難く、広い通信範囲を確保します。
●高精度GPSレシーバー
高精度の測位を可能にする準天頂衛星システム「みちびき」に対応したGPSレシーバーを搭載しています。
C4FMのデジタルモードでは音声通信を行なっている間でもリアルタイムで相手局の位置と方向を表示できます。フロントパネルには外部端子を備えており、外部GPS機器を接続することもできます。
●1200/9600bps APRS通信
APRSの各種情報表示、受信リスト表示やメッセージ伝送、Smart Beaconing に対応しています。
自局と他局の位置情報をやり取りしてディスプレイに表示し、コンパス表示で他局との位置関係を把握することができます。
タッチするだけでAPRS機能を実行できる専用のファンクションキーを追加するなどAPRS機能の操作性を向上しました。『NEW』
また、インターネットで移動軌跡を見ることができます。
●ブルートゥースワイヤレス運用対応(オプションのBluetoothユニット BU-5が必要です)
Bluetoothヘッドセット(SSM-BT20:オプション)または市販のヘッドセットを使用してBluetoothワイヤレス運用が可能です。
音声自動送信(VOX)機能を使えばハンズフリー運用も可能です。
Bluetoothユニットは標準搭載ではありませんので、Bluetoothユニット BU-5(オプション)の取り付けが必要です。
*BluetoothヘッドセットSSM-BT20は一度の充電で約20時間使用することができます。
*Bluetoothヘッドセットは市販のものでも使用できますが、全ての Bluetooth製品の動作を保証するものではありません。
オプションの BluetoothヘッドセットSSM-BT20をご使用することをお勧めします。
●WIRES-X ポータブルデジタルノード機能対応
インターネットに接続したノード局にアクセスしてして遠方の局との通信を行うことができます。
また、直接パソコンからインターネットに接続することができるWIRES-X ポータブルデジタルノード機能に対応していますので、インターネット環境とパソコンなどの接続する機器があれば、外出先でも簡単にインターネット通信が可能です。
●microSDカードスロット装備
microSDカード(最大32GB)に、GPSロガー(移動軌跡情報をあとからPC上に地図表示)、音声データ、メモリー内容のバックアップなどを保存することができます。
また、他の無線機との間で設定情報の共有やクローンが可能です。
●本格的な広帯域受信
108MHzから550MHzまでを連続でカバーする広帯域受信の回路構成。
通信モードは、通信品質に優れたC4FMデジタル、アナログFMの両モード、AM(エアバンド受信)に対応しています。
受信回路をチューニングしてエアーバンド帯(特にUHF 帯)の受信感度を向上しました。
●安定した送信出力を保証する FACC 冷却システム (FACC: Funnel Air-Convection Conductor)
フロントとサイドから取り込まれた空気は終段アンプの冷却用にトランシーバ下面に配置された特殊加工を施した放熱効果の高いアルミダイキャストを通り背面に設けられた冷却ファンによって外部に排出される構造になっており、効率よくパワーアンプの冷却を行うことが可能となり連続送信でも安定した高出力を確保しています。
※冷却ファンはFTM-510D (50Wモデル)のみの装備。
※当店では実店舗と在庫を共有し、販売しております為、売り切れの場合もございます。期日配達御希望の方、複数個数ご注文の方、及びお急ぎの方は、在庫確認をお願致します。